近年では、紙巻きタバコや加熱式タバコが吸いづらい情勢となっており、禁煙ブームが起きています。
一方で、禁煙のサポートやファッションとして体に害のない電子タバコが徐々に受け入れられており、インフルエンサーが使用しているなどで認知も広がっています。
本記事では、「禁煙を成功させたい」という方や「体に害がなく、節約にもなる電子タバコに興味がある」という方に向けて、成功率を踏まえた禁煙の方法や代替におすすめの電子タバコを紹介します。
禁煙の方法とそれぞれの成功率はどれくらい?
禁煙の方法には、自力・ニコチン製剤・禁煙外来があげれらます。ここでは、これらの方法と成功率について解説します。
【成功率約10%】自力での禁煙
自力での禁煙は成功率が約10%で、9割の方が失敗しているのが実状です。
自力での禁煙には、タバコを思い切って処分することや吸いたいときにほかの行動をとるなどの方法があります。
しかし、我慢との戦いになり、ふとしたときにタバコのことを考えてしまいがちです。
自力で禁煙を目指す際は、タバコ自体はもちろんのこと、タバコのにおいがついているものも生活環境から取り除きましょう。
【成功率20~30%】ニコチン製剤による禁煙
ニコチン製剤は成功率が20~30%ほどで、自力よりは禁煙できる可能性が高い方法です。
ニコチン製剤とは、ニコチンパッチやニコチン入りガムで少量のニコチンを摂取することで、離脱症状を緩和しながら禁煙をサポートします。
1日1箱以下のライト・ミドルスモーカーの方は、まずはこちらの方法を試すのもよいでしょう。
パッチとガムの使い分けは下記のとおりです。
- 仕事などの都合でガムを噛めない場合はパッチを使用する
- 口寂しさが気になる場合はガムを使用する
パッチとガムの両方を状況に応じて使い分けることがおすすめです。
【成功率70~80%】禁煙外来で医療用禁煙補助薬をもらう
禁煙外来による治療は成功率が70~80%で、他の方法に比べて多くの方が禁煙に成功しています。
禁煙から2~3日が経つとニコチン切れによるイライラやストレスなどの離脱症状が現れます。
自力で禁煙しようとすると離脱症状に耐えられず、禁煙を始めた方の約半数近くがこの離脱症状によって禁煙に失敗しています。
禁煙外来では、この離脱症状を和らげる「医療用禁煙補助薬」を使った治療を受けられるため、精神的な負担が少なく、より確実に禁煙を進められます。
また、医療用禁煙補助薬がなくても、医師による的確なアドバイスを受けられて、禁煙をサポートしてくれます。
そのため、禁煙治療で禁煙できた人の9割以上の方が医療機関での禁煙方法をおすすめしています。
費用は治療条件で異なりますが、大体1日に400円~500円台程度の金額で治療を受けられます。
そのため、タバコを吸い続けるよりも、禁煙外来の治療で禁煙を成功させたほうが、圧倒的に費用は安く済みます。
本気で禁煙したい方全般におすすめできますが、特に1日1箱以上吸うヘビースモーカーの方や自力での禁煙が難しい方は医療機関での治療が最もおすすめです。
禁煙期間が長くなるほど呼吸器や免疫機能の改善、肺がんなどのリスクが大幅に低下するので、禁煙を早く始めるに越したことはないでしょう。
タバコを電子タバコに代替する方法もある
完全な禁煙をせずとも、吸う煙自体を体に害のない煙に代替するという方法もあります。主な代替品にはニコチン・タールがゼロの電子タバコが挙げられます。
電子タバコとは、タバコ葉を使用せず、グリセリンや香料などが入った専用の液体(リキッド)を電気加熱させて発生する蒸気(ベイパー)を嗜む製品です。
リキッドにはニコチンが含まれず、日本国内ではニコチンが含まれるリキッドの販売が禁止されています。
よく比較される加熱式タバコは、タバコ葉を使用するのでニコチンが含まれます。
電子タバコと加熱式タバコの違いは「タバコ葉の有無」で、加熱式タバコは「タバコ用具」として扱われるのに対し、電子タバコは本体が「医療機器」、リキッドは「医薬品」として扱われています。
電子タバコは代替するメリットが豊富にあるので、おすすめの方法となっています。以下では電子タバコに代替するメリットを解説します。
電子タバコに代替するメリット
代替するだけで禁煙や減煙を図れる
完全な禁煙をしようとすると、普段タバコを吸うタイミングで我慢しなければならず、口寂しさを感じてしまうでしょう。
日本で販売されている電子タバコにはニコチンやタールが含まれていないため、タバコが吸いたくなるタイミングで電子タバコを吸うことで、実際の喫煙習慣を維持しながらニコチン摂取を避けられます。
その結果、精神的および身体的依存から徐々に離れ、禁煙や減煙への移行をスムーズに進められます。
このように、電子タバコは喫煙の習慣を保ちつつ健康へのリスクを低減させ、禁煙や減煙を無理なく進められます。
紙タバコや加熱式タバコより費用がかからない
喫煙者が消費する平均の喫煙本数は1日1箱ほどで、1箱約600円だと月に約18,000円の支出となります。
しかし、今後も更なる値上げが予想されるでしょう。
一方で電子タバコを利用した場合、1ヶ月のリキッド消費量は平均で15mlとされ、費用は約2,500円から高くても1万円ほどです。
初期投資として本体購入費が必要ですが、長期で使うことを考慮すると、紙巻きタバコを続けるよりも大幅に費用を抑えられます。
年々、紙巻きタバコや加熱式タバコの価格はタバコ税の増税により上昇しており、電子タバコへの乗り換えを検討する喫煙者が増えています。
こうした背景から、電子タバコはコストを大幅に抑えられる嗜好品として、魅力的な代替品となっています。
タバコのにおいや黄ばみがつかなくなる
紙巻きタバコの使用による歯や室内の壁の黄ばみは、多くの喫煙者にとって悩みの種です。
紙巻きタバコに含まれるタールが主な原因であり、「ヤニ」とも言われています。
このタールが歯や居住空間の壁を徐々に黄ばませていきます。
また、タールはタバコ特有の臭いの元となり、この臭いは喫煙者自身や部屋全体にも広がります。
非喫煙者の中にはこの匂いに不快感を示す方も多くいます。
一方で、電子タバコはタバコの葉を使用せずタールを含んでいないため、においや黄ばみの問題を根本から解消できます。
電子タバコだと歯や室内が黄ばむことなく、フレーバーのほのかな香りがするだけなので、タバコ特有の臭いによる周囲への影響もなくなります。
電子タバコへの切り替えは、自身の生活環境を改善するだけでなく、周囲にも配慮する方法として最適です。
有毒物質が含まれない
電子タバコには、健康に害を及ぼす可能性のあるタールやニコチンが含まれていないため、身体への悪影響を大きく軽減できます。
特にタールは「ヤニ」として知られる有害成分で、全身のがんや心筋梗塞、脳梗塞のリスクが高まりますが、禁煙を長く続けるほどそのリスクも減ってきます。
周囲の健康被害を防げる
電子タバコへの切り替えは、自身の健康を守るだけでなく、周囲の人の健康も守れます。
特に、非喫煙者が無意識に受動喫煙してしまうことで、年間1万5千人が亡くなるほどの健康被害となっています。
それほど主流煙よりも高濃度の有害物質を含む副流煙は危険なものとなっていますが、電子タバコはタールやニコチンなどの有害物質を含まないリキッドを使用しています。
受動喫煙のリスクを大幅に減らせるため、より社会的に受け入れやすい嗜好品として理解が広まっています。
ファッション性があり女性や非喫煙者にも人気
電子タバコは、アメリカ発のVAPEカルチャーが発展し、その魅力が世界中に広まっています。
セレブや俳優が電子タバコ(VAPE)を嗜む姿が注目を集め、禁煙目的にとどまらず、ファッションアイテムとしても愛用されるようになりました。
特に女性や非喫煙者にも人気が広まっており、多彩なフレーバーのリキッドがあるため、自分好みの香りやおしゃれを楽しみたい方にもぴったりです。
電子タバコは、ただの嗜好品ではなく、ライフスタイルの一部として受け入れられています。
代替の利用者が多いおすすめの電子タバコ 4選
ここでは、ニコチン・タール・有害物質・嫌な臭いがすべてゼロで吸いごたえにこだわり、電子タバコの中でも人気が高い製品を3つ紹介します。
【最新の誘導加熱式デバイスに対応!】 The Third IZUMI(ザ サード イズミ)
The Third IZUMI(ザサード イズミ)は、シリーズ累計出荷個数2200万箱を突破した人気の電子タバコです。
鹿児島県産の紅茶の茶葉を使用しており、健康にやさしいのはもちろん、においが周囲に付かないため部屋や車の中でも気兼ねなく楽しめます。
5種類のフレーバーが提供されており、ノンニコチンタバコでは唯一の加熱ブレードがない最新の誘導加熱式デバイスにも対応しています。
そのため、電子タバコ専用の機器を別で購入せずに現在使用中のたばこと併用でき、自分のペースで切り替えていくことが可能です。
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The Third IZUMI
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1日あたりの値段 ※1日1箱を吸う場合 |
440円 |
年間の節約金額 ※1箱600円のタバコを1日1箱吸う場合 |
58,400円の節約 |
【使い捨てでメンテナンス不要!】 ICEBERG Dispo(アイスバーグ ディスポ)
ICEBERG Dispo(アイスバーグ ディスポ)は、長年の業界ノウハウを活かした吸いごたえや風味を追求し、1つでタバコ約15箱分相当の圧倒的なコスパを誇る使い捨ての電子タバコです。
メンテナンスが一切不要で吸うだけで起動する手軽さと、クールかつかわいらしい3種類のフレーバーで男性だけでなく美容系に興味がある女性にも人気があります。
製品に使用されるリキッドの生産や本体への充填は国内の自社工場で行われているため安心して使用でき、タバコの代替品として手入れが一切不要の電子タバコを探している方におすすめです。
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ICEBERG Dispo
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1日あたりの値段 ※タバコを1日1箱吸う方の場合 |
約183円 |
年間の節約金額 ※1箱600円のタバコを1日1箱吸う場合 |
約152,083円の節約 |
【タバコを咥える感覚を完全再現!】 KIWI Pen(キウイペン)
KIWI Pen(キウイペン)は、タバコを咥えている感覚を再現したフィルターチップを採用しており、アイコスや紙巻きタバコから違和感なく代替できる電子タバコです。
フレーバーは電子タバコ用に販売されているものであれば何でも使用できるため、味に制限されることなく好きな味を楽しめます。
本体は吸ったときだけ起動するため好きなタイミングで吸いたい分だけ使用でき、見た目はほぼ加熱式タバコなので喫煙所などでも周りを気にせずに吸うことが可能です。
メンテナンスは必要になりますが、リキッドの充填とフィルター・カートリッジの交換だけで済むので簡単に行えます。
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KIWI Pen(キウイペン)
公式サイト
1日あたりの費用 ※リキッド+フィルター+カートリッジの費用から算出 |
約83円~100円 |
年間の節約金額 ※1箱600円のタバコを1日1箱吸う場合 ※1ヶ月の費用を100円×30日=3,000円とする場合 |
約183,000円の節約 |
【圧倒的な吸いごたえのポケットシーシャ】 CHILLERS(チラーズ)
CHILLERS(チラーズ)は、人気Youtuberのてんちむさんが監修したフレーバーで「圧倒的な吸いごたえのあるポケットシーシャ」として愛煙家も満足する吸いごたえを実現しています。
ニコチンやタール、におい、有害物質ゼロで健康を守り、手間となるメンテナンスも不要です。
シーシャバーと共同で開発した2,000パフ(タバコ約10箱分)吸引可能の最高スペックと、豊富な種類の本格フレーバーを兼ね備えているため、手軽にチルタイムを楽しめます。
公式サイトでは、オリジナルノベルティやてんちむオリジナルコースター、てんちむメッセージ付き卓上カレンダーなどの特典が付くセット商品も購入できます。
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CHILLERS(チラーズ)
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1日あたりの値段 ※タバコを1日1箱吸う方の場合 |
約330円 |
年間の節約金額 ※1箱600円のタバコを1日1箱吸う方の場合 |
約100,200円の節約 |
禁煙をするならクリニックでの治療か電子タバコへの代替がおすすめ
本記事で解説した通り、ニコチン製剤や自力での禁煙は失敗する確率が高いため、あまりお勧めできる方法ではありません。
完全な禁煙を目指すなら禁煙外来で医師とともに医療用禁煙補助薬を使った禁煙を目指すのが最も成功率が高いです。
吸う行為自体をやめるのが難しい場合は、吸っても健康被害のない煙に代替するのがよいでしょう。
電子タバコには有害物質が含まれていないのはもちろんのこと、においを気にせず節約にもなるため愛煙家におすすめの選択肢となっています。
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